2003年度　日中環境研究会学習会一覧

■環境産業研究班第1回学習会

＜事後報告＞

　日中環境研究会会長吉富女史の挨拶、資料センターの盧主任による資料センター紹介、 参加者の自己紹介の後、｢日本の廃棄物事情と環境ビジネスチャンス」と題して約１時間 半にわたり、お話してくださいました。
　参加者は司会や通訳を含め16名、日本人7名、中国人7名、ドイツ人2名。雑誌『世界環境』 副編集長や清華大学大学院生、中華環境保護基金会の職員も参加していました。
　内容は、既存の廃棄物処理処分システムの限界と循環型社会形成への動きなどの日本にお ける廃棄物問題をめぐる包囲網について説明した後、環境ビジネスとそのチャンスの捉え方、 そして廃棄物関連のビジネスチャンスが大きくなると予測されることを指摘、さらに環境ビ ジネスのポイントとして、トップマネジメント・リーダーシップの重要性、異業種のネット ワーキング、「集中型から分散型へ｣「資源からエネルギーへ」が挙げられるとしている。
　講演の後の質問の部分では、参加者から資源リサイクルの技術的な問題や環境教育と環境 ビジネスとの関連性などについて質問が出された。
　今後も定期的に学習会を続けようと計画しており、北京にいらっしゃる方で環境ビジネスに 経験ある方からお話してくださる方を募集しています。企業の環境保護活動や社会貢献活動 の紹介の場としてもご活用いただけます。ぜひお気軽にご連絡ください。